おそるおそる拾うと、中には文字が書かれていた。 “さよなら 宮地葵” そう、男の子の字で書かれてあった。 どうしても気になって、あたしはその『紙ヒコ―キ』を大切に持っている。 ……今も。 その頃の記憶はないはずなのに…なぜか覚えている。 それには、意味がある気がしたんだ。