「…何」 じっと見すぎたせいか、宮地葵は怪訝そうにあたしを見る。 「あのさ、聞きたい事があるんだけど…」 「………」 聞いてもいいのかな? でも、知りたいし…聞いちゃえ! これはチャンスなんだ!! 「どうして、学校で誰とも話さないの?」 「………」 ずっと、ずっと不思議に思ってたこと。