「ありがとう。大丈夫だよ。」 そう言って、優しそうに笑った。 「そうですか。」 「上がって行く?」 帰ろうとしたあたしに、おばあちゃんが言った。 「え……?」 「映未に、会ってくれる?」 映未ちゃんに、会う…? 「はいッ!」 あたしがそう返事すると、おばあちゃんはまた笑った。