――部屋に入って、服を着替えてからベッドに寝転がる。





迎えに行くって、女の人はそう言ってたけど、いつ来るのかな…。





…ちゃんと来るの?





……。てゆうか、あたしの家知らないよね!?





どうやって迎えに来るの!!?





なんて混乱状態に陥っていると、扉の向こうからおばあちゃんの声がした。





「映未、お迎えが来てるよ。」





その言葉に、あたしはバッと起き上がる。





そして、慌てて部屋を出た。





「おばあちゃんッ!ちょっとあたし出掛けてくるね!!」





それだけ言って、玄関へと向かった。





玄関を出ると、黒いスーツを着た男の人が立っていた。





あたしに気付くと、深く頭を下げられた。





あたしもあわてて頭を下げる。