帰り寝てしまったせいか、帰りがとてもはやく感じた。



「夕飯食いに行くか!」



「そだね。」




和樹はかりんの家の近くにある高そうなフランス料理店を選んだ。



「いいの…?」


和樹は微笑み頷いた。



私はフランス料理が大好き。

だから和樹はいつも気を使ってくれる。



カランコロン



『いらっしゃいませ』




店員の声が店中に響く。





和樹は私のうでをつかみ席につれていく。


「ここがよくね?」





その席は夜景が見える席。






「……すごい」