私が逃げ出した先は 屋上だった。 なんかいつもココだなー… 今はもう授業が始まってる時間。 大抵の生徒は 授業に出ている為、 屋上はとても静かで 私の泣き声だけが響いていた。 「…杏。」 突然名前を言われ 肩が一瞬震える。 でも振り向かない… ギュッ― 急に後ろから抱きしめられる。 ゆうまくん… 私は泣いたまま…