私はすずちゃんにこのことを
報告した。




すずちゃんは自分のこと
みたいに

喜んでくれた。







「…あのね。…杏…?」



「なぁに??」


すずちゃんの声はなんだか
不安そうに聞こえた。






「…私…好きな人が…いるの…」

「だれぇ!!?」


あまりにも突然ですごい
ビックリした。






「えっと…凌駕くん!」



「そうなんだー!」





正直言って凌駕くんは


モテる!!






でもすずちゃんも

そこら辺の女の子よりは
絶対可愛い!!







すずちゃんは赤くなって
俯いている。





女の私でも
可愛いと思ってしまうほど。








凌駕くんとすずちゃんは
案外仲良しだ。



すずちゃんは

バンドの練習の時は
大体見に来るから凌駕くんとも


喋ったりしている。







2人でいい雰囲気だなって
毎回思うけど

凌駕くんは

すずちゃんを
どう思ってるんだろう?






「すずちゃん!私協力するよ!」


「本当っ!?
ありがとぉー!!」



すずちゃんと凌駕くんが
付き合ったら


Wデートしたいなぁ!