――――― ――― ― 僕は4才年下の女性とつきあっている。 彼女、設楽可南子は幼稚舎から女子校育ちの箱入り娘だ。 清楚な装いと言葉遣い。すぐに赤くなる白い肌。純情という言葉がよく似合う。 大学をでた後、家事手伝いという名の花嫁修業を一年ほどやっていた。 つきあい始めてもうすぐ2年。 僕と結婚することしか考えていないような女性だった。