「ま、待って――…」




絞り出した声は桐生くんには届かなかったみたいでそのままキッチンの方へ行ってしまった。








結局この日は ベットで手を繋いで眠った。




あたしは緊張し過ぎてあまり眠れなかった。


でもそれは桐生くんも同じだったらしく、夜中 あたしを自分の方へ引き寄せて抱きしめたり、あたしの髪をいじったりしていた。





それも嬉しいけどあたしは桐生くんの唇に目がいったりする。



これって 変なのかな。


あたしって変態??