幼なじみ~初恋~番外編

ポチャンと、お湯の跳ねる音がする。


部屋についてる露天風呂に、ひろ君と一緒に入る。


「月、綺麗だな」


「うん」


空には、満月が明るく光っていた。


「春菜」


「ん?」


お風呂の中で、私はひろ君の膝に乗って、後ろから抱きしめられてる形。


力を抜いて、ひろ君に体を預けた。


「春菜が専門卒業したら、一緒に住もう?」


「一緒に?」


「うん。そうだな~春菜が働く病院の近くにマンション借りて、一緒に」


「うん。一緒に住む」


「よかった」


ひろ君が私の髪をなでる。