幼なじみ~初恋~番外編

「ひろ君意外に、あげるつもりはないよ」


「俺だって、春菜の初めて、誰にも渡すつもりないから」


首筋にキスを落とされる。


「嫌だったら、言って」


「イヤ、じゃないよ」


私の言葉に、カチャっと電気が落とされた。


それから、どのくらいたったか分からない。


同じ布団の中、ひろ君がゆっくり私の髪をなでる。


「ごめん、キツかった?」


「ううん。すごく幸せだった」


初めてひろ君を肌を重ねた。


優しく、優しく、ひろ君は私を抱いてくれた。


すごく、すごく、幸せ。


「汗、かいたな。一緒に、お風呂入ろう」


「うん」