幼なじみ~初恋~番外編

「お酒、飲めそうにないかも」


「いいよ、春菜は飲まなくて。怜香先生にも言われてるだろ?」


「うん」


ゆっくりだけど、時間は確実に流れていく。


2時間くらいして、食事が片付けられ、布団が敷かれた。


敷かれた布団に横になる。


ふかふかで、気持ちよかった。


「春菜、明日はいろいろ寄り道して帰ろうか?」


「うん。お土産、いっぱい買うの」


「誰にあげるの?」


私の横に、ひろ君も寝転がる。


「沙希ちゃんと、クラスのみんな。なんかね、旅行なんかに行くと、クラスのみんなにちょっとしたお土産渡すのが恒例なの。ほんとにちょっとなんだけどね。箱に入ってるのを、みんなで分けるの」


「そっか」


「ひろ君は?会社に持ってくの?」


「まあ、一応」