ゆっくりと意識が沈んていく。


やっぱり疲れてたのかな?


久しぶりに長時間車に乗ったし、その間もひろ君をずっとしゃべってたから。


でも本当は、眠りたくないな。


せっかくひろ君と一緒にいられるのに。


眠ったら、それだけひろ君との時間が短くなっちゃう。


「春菜?眠っていいんだよ?」


「ん。でも寝たら、ひろ君と過ごす時間短くなっちゃう」


「じゃあ、俺も一緒に寝たらいい?」


「うん」


「今日は甘えたさんだな」


軽く体を抱き起こされて、畳の上に寝かされる。


ひろ君も私の隣に寝転んで、腕枕をしてくれた。


「おやすみ、春菜」


その言葉に、私は眠りの世界に落ちていった。