近くの海の家に入る。


まだまだ暑い日が続いているからか、海もここも人だらけ。


それでも少し待っただけで、席に座ることが出来た。


みんなでおしゃべりしながら、ご飯を食べる。


最後にソフトクリームをひろ君に買ってもらい、海の家を出た。


さっきのシートに座って、沙希ちゃんはいちごミルクのかき氷、私はソフトクリームでおやつタイム。


でも半分くらい食べたところで、お腹いっぱいになってしまった。


「春菜、もうお腹いっぱい?」


「えっ?」


「さっきから、全然減ってないなって思って」


その言葉に、苦笑いを浮かべる。


ほんと、ひろ君にはなんでもばれちゃうんだな。


「いらないなら、俺が食べるよ」


「ごめんね、ひろ君」


少しとけだしたソフトクリームを、ひろ君に差し出す。