「心配される側は、素直に心配されてればいいんだって。申し訳ないとか思ったら、逆に心配してくれる側がどうしたらいいのか迷っちゃうんじゃないかって。だからね、心配される側は、素直にありがとうって言ってればいいんだよ?」
「ごめんなさいより、ありがとうの方がいいの?」
「当り前じゃん。謝られるより、お礼言われた方が嬉しいもん」
「そっか」
「だから、春菜。もっと堂々としてなさい」
「はーい」
沙希ちゃんが私の頭をなでる。
「沙希ちゃん、なんかお姉ちゃんみたい」
「春菜が妹なら、いつでもお姉ちゃんになってあげる」
そう言って沙希ちゃんが、ニコっと笑った。
「さーて。そろそろ戻る?」
「うん」
ひろ君と拓海さんのところに戻ると、なんだか二人で話し込んでいた。
「ああ、二人ともおかえり」
私たちに気付いたひろ君と拓海さんが、タオルを差し出してくれる。
「ごめんなさいより、ありがとうの方がいいの?」
「当り前じゃん。謝られるより、お礼言われた方が嬉しいもん」
「そっか」
「だから、春菜。もっと堂々としてなさい」
「はーい」
沙希ちゃんが私の頭をなでる。
「沙希ちゃん、なんかお姉ちゃんみたい」
「春菜が妹なら、いつでもお姉ちゃんになってあげる」
そう言って沙希ちゃんが、ニコっと笑った。
「さーて。そろそろ戻る?」
「うん」
ひろ君と拓海さんのところに戻ると、なんだか二人で話し込んでいた。
「ああ、二人ともおかえり」
私たちに気付いたひろ君と拓海さんが、タオルを差し出してくれる。

