学校に戻り、今まで勉強していた席に戻る。


カフェオレを飲み、ホッと息をついた。


「沙希ちゃん食べる?」


ツナサンドの袋を開けひとつだけ取り出し、残りを沙希ちゃんに差し出す。


「いらないなら貰うけど」


「うん、食べて。二つはいらない」


「ありがと。てか春菜って、食べなさすぎだよね」


「そうかな?」


二人同時に、サンドウィッチを口に入れる。


「ご飯食べる量も少ないし」


「そうなのかな?」


あまり自分では自覚がないけど、私ってそんなに食べる量少ないのかな?


「だからそんなに細いんだよ」


「沙希ちゃん、睨まないでよ」


なぜか沙希ちゃんが、私をジッと睨むように見つめてくる。