幼なじみ~初恋~番外編

「至れり尽くせり?」


「ふふっ。ありがとう、ひろ君」


相変わらず長い髪の毛で乾かすのに時間がかかるけど、ひろ君は最後までちゃんと乾かしてくれた。


「さっ、出来た。ベッド行こうか」


「うん」


ひろ君とベッドに向かい、横になると布団をかけてくれた。


「俺も風呂入ってくるな」


「うん」


ひろ君が寝室を出て行く。


それから数十分して、ひろ君が私の隣に潜り込んだ。


「またお腹蹴ってるな」


ひろ君が私のお腹に手を置く。


「おやすみ、春菜」


「おやすみ、ひろ君」


ひろ君に抱きしめられながら、私はそっと目を閉じた。