幼なじみ~初恋~番外編

「このまま体調崩さずにいたら、自然分娩もいけるかなって」


「そっか。でも俺は、自然分娩でも帝王切開でも、春菜と赤ちゃんが元気でいてくれたらそれでいい」


「うん。元気な赤ちゃん生むね」


ふわぁ~と欠伸がでる。


最近お腹か大きくなってきたせいか、腰が痛くなったり疲れやすくなったりするんだよね。


「もう寝る?」


「ううん。お風呂入る」


「一人でお風呂行ける?」


「うん」


「じゃあ、パジャマ持ってくるな」


お風呂場にゆっくり向かっていると、後ろからひろ君が追いついてそっと腰に手を添えてくれる。


「ちゃんと温まってきて」


「うん」


お風呂から出ると、ひろ君が髪の毛を乾かしてくれる。


「なんか、お姫様みたい」