洗面器に入ってるお湯でタオルを濡らして私の体を拭いてくれたひろ君は、最後に新しいパジャマを着させてくれた。
「片付けてくるから、熱測ってて」
電源の入った体温計を私に渡すと、ひろ君は寝室を出て行った。
「8度8分」
音が鳴った体温計を見ると、また熱が上がってた。
「高いな」
戻ってきたひろ君に体温計を見せると、すごく心配そうな顔をした。
「ひろ君」
「ん?」
「赤ちゃん、助けて」
このままじゃ、赤ちゃんに何かあっちゃうかもしれない。
それだけは絶対イヤ。
「ひろ君、助けて」
「春菜、泣かないで。赤ちゃん、大丈夫だから」
ひろ君が私の頭をなでる。
「片付けてくるから、熱測ってて」
電源の入った体温計を私に渡すと、ひろ君は寝室を出て行った。
「8度8分」
音が鳴った体温計を見ると、また熱が上がってた。
「高いな」
戻ってきたひろ君に体温計を見せると、すごく心配そうな顔をした。
「ひろ君」
「ん?」
「赤ちゃん、助けて」
このままじゃ、赤ちゃんに何かあっちゃうかもしれない。
それだけは絶対イヤ。
「ひろ君、助けて」
「春菜、泣かないで。赤ちゃん、大丈夫だから」
ひろ君が私の頭をなでる。

