幼なじみ~初恋~番外編

「ほんと?うん、休んで」


ベッドに横になる。


「昼休みに怜香のところに連れて行ってあげようか?」


「でも、申し訳ないです。少し休めば、大丈夫だから」


「でも・・・」


美雪先生が私の脈を取る。


「少し熱っぽいかな?」


今度は私のおでこに、美雪先生が手を乗せる。


「きっと私が診るより、怜香が診た方がいいから」


「ごめんなさい」


「いいのよ、気にしないで」


それからしばらく休んで、美雪先生に怜香先生のところに連れて行ってもらった。


「すみません。ありがとうございました」


「ううん。明日も体調良くならなかったら、休んでいいからね」


美雪先生は私に手を振ると、車で病院に戻って行った。