幼なじみ~初恋~番外編

そのカルテを三浦さんに渡す。


そのまま三浦さんは、診察室に向かった。


「やっぱ、ダメだ」


目眩に気持ち悪さが加わり、私はその場に座り込んでしまった。


「気持ち悪い・・・」


吐きそうになって、手を口に当てる。


「ちょっと大石さん、大丈夫?」


受付に戻ってきた三浦さんが、私を見つけて声をかけてくれる。


「ちょっと気持ち悪くて」


「吐きそう?トイレ行こうか?」


こくんとうなずくと、三浦さんが私を支えてトイレに連れて行ってくれた。


「吐いていいよ。その方が楽になるし」


「けほっけほっ」


三浦さんが背中をさすってくれる。


「大丈夫?楽になった?」