幼なじみ~初恋~番外編

夕ご飯を食べて、ひろ君とソファーに座る。


「ごめんな。全然結婚式のこと進まなくて」


「ううん」


結婚式は憧れだけど、私はひろ君と一緒にいられるだけで幸せだから。


「ねえ、ひろ君」


「ん?」


「私ね、すっごい幸せ。ありがとう、ひろ君」


「俺も幸せ。春菜が隣にいてくれて」


ひろ君といると、幸せが溢れてくる。


この先も一生、この幸せは消えないと思う。


それから1か月、仕事も順調で、結婚式の日程も決まり、毎日充実した日を過ごしていた。


「ふう」


そんなある日、いつもと同じように仕事をしていたんだけど、なんだか気分がすぐれない。


「大石さん、気分悪い?なんか、顔色良くないよ?」


「あっ、大丈夫です」