先輩たちにあんな風に思われてるのを知って、毎日心が重かった。


でも、自分のやってることに自信を持たないとダメだよね。


「じゃあ、そろそろ夕ご飯の用意しようかな」


「あっ、手伝うよ」


「いいよ。春菜はお客さんだから、座ってて」


「でも・・・」


「いいから。やっぱり顔色悪いし、横になっててくれてもいいからね」


そう言うと沙希ちゃんはパタパタとキッチンに行ってしまった。


それからどれくらいたったか分からないけど、誰かに頭をなでられる感覚で目が覚めた。


あっ私、いつの間に眠っちゃったんだろう?


「あっ、春菜起きた?」


「ひろ君?」


いつの間に沙希ちゃんところに来てたんだろう?


ソファーから起き上がる。


「おっ、春菜ちゃんおはよう」