「ねえ春菜。最近顔色悪いのって、精神的なものもあるのかな?」


「ちょっとだけね」


そう答えてコーヒーを飲む。


「仕事が嫌なんじゃないの。ただ私ってそう思われてたんだなって、ちょっと落ち込んで」


「落ち込む必要ないよ」


沙希ちゃんが私の頭をなでる。


「春菜はちゃんとやってるもん。子供たちにも好かれてるし」


「そうかなぁ?」


「だって春菜が休むと、みんな今日高木さんは?って聞いてくるもん」


「そうなんだ」


みんなそんな風に言ってくれて、嬉しいな。


「春菜はもっと自信持たないとダメ!」


「うん」


「私知ってるから。春菜が頑張ってるの。だから、自信持って」


「うん」