「うん。行くよ~って」


弘樹さんも呼べばって沙希ちゃんが言ってくれて、ひろ君にメールしたら行くよって返事が返ってきた。


「春菜なんか食べたいものある?」


「うーん。サッパリしたものかなぁ」


「そっか」


駐車場に車を止める。


「どうする?一緒に中入る?疲れたなら車で待っててもいいよ」


「じゃあ、ここにいていい?やっぱりちょっと疲れたかも」


「了解。音楽は聞けるようにしとくから、好きにやって」


「ありがと」


沙希ちゃんが車を下りるのを見送って、ホッと息を吐く。


なんか、これじゃあ沙希ちゃんに迷惑かけてるみたい。


これじゃあ、家に直接帰ればよかったかな?


「お待たせ」


そんなことを思っていると、あっという間に沙希ちゃんが戻ってきた。