「じゃあ、買い物行ってくるから一人でいれる?」


「うん」


ひろ君はもう一度私の頭をなでると、家を出て行った。


「はぁ」


なんか、気持ち悪いし頭痛い。


寝ちゃえば、少しは楽になるかな?


そういえば、熱が出たら病院来なさいって怜香先生に言われたんだっけ。


熱、出そうな気がするな。


明日、仕事行けるかな?


行きたいな。


そんなことを考えていたら、いつの間にか眠りにおちていた。


「んっ・・・」


急に襲われた寒気に、思わず体をブルッと震わせた。


布団をギュッと握りしめて、猫のように丸くなる。


それでも寒気はおさまらない。