「はぁ~疲れた」


家に帰って、ベッドに寝っ転がる。


まだひろ君は、帰ってきてないみたいだった。


「ご飯、作らないと」


そう思っても、体が思うように動いてくれない。


「少しだけ・・・」


そう思って、目を閉じた。


あれ?誰の手?


「んっ・・・」


誰かに頭をなでられる感じで、目が覚めた。


「ごめん。起こしたな」


「ひろ君、おかえりなさい」


「ん。ただいま」


優しく、優しく、ひろ君に頭をなでられる。


それが気持ちよくて、また目を閉じそうになる。