今日の朝ごはんは、ご飯・鮭・お味噌汁。


ご飯をよそってテーブルに置いて、またキッチンに戻る。


「お味噌汁も持っていっていい?」


「ああ」


ひろ君がよそったお味噌汁の入った器も、テーブルに並べた。


「春菜、もういいから座ってて」


「はーい」


自分の椅子を引いて座る。


ひろ君が鮭の乗ったお皿をテーブルに置く。


そのままひろ君の手が、私のおでこに伸びてきた。


「ん。熱ないね」


「うん。元気だよ」


毎朝ひろ君は、私のおでこに手を置いて熱がないか確かめる。


「さっ、食べよっか」


「うん。いただきます」