「38度5分。喉も真っ赤。ねえ春菜ちゃん、私ずっと言ってるわよね?酷くなる前に病院来なさいって」
「はい」
いつもより怖い表情をしてる怜香先生。
看護師の道を目指し始めて3年目、卒業の年を迎えた私は、先日2週間の自習を終えたばかり。
その疲れがなかなか抜けなくて、ついには風邪をひいてしまった。
それでもいつもならすぐに病院に行くところを、どうしても休めない授業が重なり、辛いのを我慢してたら結果こう。
「でも授業休めなくて・・・」
少しだけ言い訳をしてみたら、呆れたように怜香先生がため息をついた。
「いい、春菜ちゃん。あなたは我慢してて大丈夫な体じゃないわ。自分が一番よく分かってるでしょ?」
「ごめんなさい」
怜香先生の言うとおり。
自分の体のことは、自分が一番よく分かってる。
「でも休んでばっかじゃ、卒業出来なくなっちゃうし。それに就職だって・・・」
授業を3回以上休んだら、テストすら受けられなくなっちゃう。
それにもう3年だから、次の学年に履修し直しってのも出来ないし。
「はい」
いつもより怖い表情をしてる怜香先生。
看護師の道を目指し始めて3年目、卒業の年を迎えた私は、先日2週間の自習を終えたばかり。
その疲れがなかなか抜けなくて、ついには風邪をひいてしまった。
それでもいつもならすぐに病院に行くところを、どうしても休めない授業が重なり、辛いのを我慢してたら結果こう。
「でも授業休めなくて・・・」
少しだけ言い訳をしてみたら、呆れたように怜香先生がため息をついた。
「いい、春菜ちゃん。あなたは我慢してて大丈夫な体じゃないわ。自分が一番よく分かってるでしょ?」
「ごめんなさい」
怜香先生の言うとおり。
自分の体のことは、自分が一番よく分かってる。
「でも休んでばっかじゃ、卒業出来なくなっちゃうし。それに就職だって・・・」
授業を3回以上休んだら、テストすら受けられなくなっちゃう。
それにもう3年だから、次の学年に履修し直しってのも出来ないし。