やばい… ドキドキする。 やっぱ無理!じっとなんて出来ねぇ!! 「や、やっぱ平気だから!」 バッと手を引っ込める。 「え……そう」 玲緒は悲しそうな顔をして、母さんの手伝いに戻った。 なんだこの気持ち。 胸がドキドキして、上手く玲緒と喋れない。 「……おさまれ」 自分の胸に手をあてて、小さく呟く。 早くドキドキおさまれ。