「うん。私もしつこく聞いちゃってごめんね」 隣でスイカを食べ始める、玲緒。 なんか色っぽい。 食べ方とか、色々。 じっと見てると、玲緒と目が合った。 「何?」 「あ、いや・・・」 「変な陽琉」 くすっと笑う玲緒に、俺はもう我慢できなくなって抱きしめてしまった。 「陽琉!?」 玲緒が悪いんだ、玲緒が。 「もー我慢できない」 「えッ?」 驚いた玲緒の顔が目に入るが、無視をしてキスをした。 もう、まじでだめだ。 玲緒の手からスイカが落ちて、俺の脚に当たる。 「うわ!」 「あ、ごめん」