あーもう! 考えんのやめ!! 勢いよく湯船から出て、頭や体を洗う。 そして勢いよくお風呂を出る。 俺は幸せ者なんだ! 好きな奴と一緒に住めて。 それなのに、なにをくよくよと…!! …でも。 やっぱ一緒にいると、やばいよな。 「あ、陽琉!もうあがったの?」 リビングに入ると、髪を拭いている玲緒がいた。 「あ、陽琉!スイカきっといたから食べな」 「おぅ」 母さんにスイカを出されて、食べる。 いい具合に冷えてて上手い。 こうして、好きな奴と母さんと父さんと暮らせて俺ちょー幸せ者。