「何それ、ヤキモチ?」 ニヤッと笑って私の手からリコーダーをとる。 ヤキモチ…? そうか、あれはヤキモチだったんだ。 「そうかも、しれない」 「はっ?まじで…?」 「うん」 コクッと頷くと、陽琉にギュッと抱きしめられた。 「玲緒可愛すぎ」 「陽琉、ここは学校!そして私達は姉弟!」 「むーり」 陽琉はにやっと笑うと、私を放してそっと キスをした。 うわ!学校でキスだなんて…!! 「陽琉!」 「静かに」 階段の影にしゃがまされて、そっとキスをされる。 もうだめだよー!学校なんだから!