寂しい? 寂しくなんかない。 むしろひとりがいい。 無理して笑わなくてもいいし、 気を使わなくていいし、何しろ本を読むのに騒がしい教室でなんか落ち着いて読んでなんかいられない。 だから、私はいつもこの図書室にいる。 乾いた古い本の匂いとか、ここだけ別空間のように思える図書室特有の静けさとか…そんなのが大好き。 ここにいると、何故か素の自分でいられる。 だから、ここにいる時間は私にとって一番落ち着ける時間。 誰にも邪魔されないひとりの時間。