「青龍と玄武は?最近どお?」


「相変わらず、ってとこやな」


「あーもう!!!誰やねん!!!」






まるで亡霊を探している気分に、皆苛つきを覚える。



でも私達は亡霊を探しているわけじゃない。

ちゃんと足が地に付いている人間を探しているわけで。



絶対に見つかる筈。








「とにかく、一人で行動はするな」


「うん」


「常に舎弟と動くこと、以上」







私達がやられてしまっては意味がない。

三人の中で、一人でも欠けてはいけないから。



気を引き締めな、ね。










.