それからは適当に休憩したり、隊員達と話したり。

最近あんまり話してなかったから、こういうのもいいよね。



と、ここまでは平和だった。

そう、ここまでは。







「やだやだやだやだ!!!」


「それでも白虎幹部か!!!」


「別にここまで来て入ることないやん!!!」


「英寿、頼む」


「ゆい、行くぞ」


「いーやーやー!!!」






目の前にはお化け屋敷。

お祭りとか、そういう時にやってくる簡易型みたいなもの。

勿論私はそれに対して必死に拒否していて。



大体入るなら勝手に入ればよくない?!







「龍、連れていけ」


「はーいっ、ゆいさん入りましょ」


「ちょっ、ちょっと待っ…!!!」


「二人お願いしまーす」


「嫌ー!!!」









結局お化け屋敷から私の叫び声が聞こえたのは、言うまでもない。





ボロボロになって出てきたことも、ね。









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