「ゆいさんどうでした?」


「末吉」


「うわ、微妙」


「…あんたはなんやねん」


「小吉」


「……………」







龍こそ微妙やないかい。



そんなアホはもう放っといて、改めておみくじに書かれた文字を見る。







「大切なもの、守れる守れないか貴方次第…」







ってことは、そういう状況に陥るってこと?

しかもうち次第って…。



まぁおみくじやし、気休めみたいなもんやしね。







「なになに、恋愛に関しては近くの人物を見よ?」


「……………」


「見てもお前鈍感そうやしなー」


「……………」


「っていうか、恋愛出来るん?」


「うるっさいねん!!!」







今日はもう絶対に雄大くんに近付かんとこ。

そう心に誓い、近くの木におみくじを結びあげた。









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