時刻は0:05。



初詣を終えた私達は、直ぐに賽銭箱から離れた。

理由は他の人の邪魔になるから。



暴走族でも、そこら辺はわきまえてるんでね。







「ゆいー、神様に願い事した?」


「うん」


「ゆいの願いは俺等と一緒にいられる事やもんな?」


「うっさい」






ニタニタと笑いながら肩を抱いてくる雄大くんに蹴りを一発。

紫織はそれを見て笑っていて。



人に願い事言うだけでもあかんかったのに。

それをバラされたうちって情けなすぎ。






「ゆいさんっ、おみくじおみくじ!!!」


「はいはい」







我が愛犬に引っ張られ、皆とおみくじをすることに。

巫女さんにお金を渡し、おみくじ箱を振って。



結果は、







「……末吉」








うん、微妙。









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