白虎連合Ⅱ








「ゆいが頭下げたん?」


「いんや、白虎も手を出さないっていうので納得」


「白虎は手出してなくない?」


「そこが気になるねんなぁー」






まるで白虎から手を出したみたいな言い方だった。

でも、もしかすると気のせいかもしれへんし。







「まぁ、アイツとはもう会うこともないやろ」


「そうなん?」


「会いたくないし」






そう、もう会うこともない。

何があっても。



アイツとなんか…












「あ?お前こんなとこで何してんねん」


「………………」











頭上から聞こえた嫌な声。

空耳かな?

ていうか、空耳であって下さい。








「無視か?俺に向かって無視か?」


「うるっさい!!!」









だからなんで会うねんて!!!








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