けど話は終わらない。

ある意味、ここからが本番。







「うちな、実は"ghost"の総長と約束しててん」


「あ?」


「これから白虎に手を出すなって、そしたら向こうも"ghost"に手を出すなって」


「なんで、いつの間に?」


「勝手な事をしたんは反省してる、けどそれで解決したはずやってんけど…」







"ghost"は手を出した。







「お前なんで"ghost"と知り合いやねん!!!」


「……………」


「ちゃんと話せや!!!」






雄大くんに胸倉を掴まれて、無理矢理顔を上げさせられる。



そりゃそうだ、"ghost"と白虎は敵同士。

それなのに私と総長は知り合い。




可笑しな話。







「雄大、落ち着け」


「英寿…」


「ゆい、お前もちゃんと説明しろ」






英寿くんの言葉に、ギュッと握り拳を作る。

そして、意を決して再び顔を上げた。














「"ghost"総長は、うちの双子の兄やから」









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