「ほななー、」


「風邪引くなよっ」






家の前まで送ってもらい、手を振って中に入る。

次に会うのは大晦日かな。



そう思いながらビニール袋に入ったスエットを洗濯機の中に突っ込んだ。






「ほんでなんで龍は帰らへんねん」


「いいじゃないっすかー」


「はぁ…」






まるで当たり前かのように、ラグの上に寝転ぶ龍を見て溜め息が出る。

どうせ何を言っても帰らないので、放っておくことに。



うちもさっさと寝ようかな。







「もう寝るし龍も適当に寝ぇや」


「はーいっす」







返事を確認すると、二階に上がりベッドに寝転ぶ。


あーあ、疲れた。










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