「そういえば、お前が約束破った罰与えてなかったな」
「あ、うん」
「今したろか」
以前私は英寿くんの約束を破り、同学年に手を出した。
確かに英寿くんから罰は受けなあかんけど。
今?
「ゆい、ダウン脱げ」
「ちょっ…!!!なんで!!!」
「ええから、ええから」
半ば強制にダウンを脱がされ、余計寒い。
何故か英寿くんも羽織っていたダウンを脱いで。
え?殴るのに脱ぐ意味がわかりません。
しかもなんで笑ってるんですか。
「よいしょっと」
「え?なに?」
笑顔の英寿くんに担がれて、嫌な予感が段々大きくなっていく。
けどそれを気にせず、彼は海に向かって歩いて行って。
まさか、
「うぉっ、冷て」
「ちょっと待って!!!シャレならんて!!!」
「大丈夫、お前は強い」
「あかんあかんあかん!!!」
そして嫌な予感がMAXに辿り着いたとき。
「よっ、」
「きゃあぁあぁぁー…!!!」
海に落とされた。
.

