とりあえず水は台所に置いたまま、紫織の隣まで移動する。



紫織の顔は若干赤くて、まるで乙女。

ってことは本間?やねんな?







「なんで今言ったん?」


「昨日言おうとしててんけど、あたし寝ちゃって…」


「い、いつから?」


「最近…かな?」







もじもじと指を弄りながら、潤んだ瞳で見つめてくる。

私はただ一人で頭を整理していて。





蓮と仲良いのは知ってたけど、まさか好きやなんて。

っていうか、うち昔からこういうの鈍感やってんけど。



いや、そういう場合じゃなくて。







「あたし、こんなに好きになるん初めてやしさぁ…」


「う、うん」


「告白はまだせぇへんけど、嫌われへんか心配」


「そんなこと、」


「怖いよー!!!ゆい!!!」



「じゃあうちが協…」

















『ゆい協力してくれる?』



『うちら親友やん!!!』













.