「雄大、それ貸せ」 「ああ、」 何も言わず、首を振る私の前に英寿くんが立ち止まる。 手には白の特攻服。 これを羽織ってしまえば、二人は白虎でなくなってしまう。 嫌や、そんなの。 「ゆい、俺の後を引き継げ」 「無理に決まってるやん…!!!」 「ゆい!!!」 「、」 「これが、最後の命令や」 最後の命令。 その言葉が耳に響く。 「羽織れ」 本当にもう、最後なんや。 彼等が白虎でいるのも。 今日で終わり。 .