おかしい、こんなのおかしいやん。 英寿くんと雄大くんが二人も辞めるなんて、そんなの。 「龍、蓮、上がって来い」 「は、はい」 何も言えなくなった私はただ涙を流していて。 英寿くんの言葉に、龍と蓮が台に上がってくる。 紫織は寿の隣にいて。 「雄大さん、俺…」 「何も言うな」 龍の言葉を止めて、雄大くんは二人に特攻服を手渡す。 赤と黒。 それを二人は受け取り、涙を耐えながら新しい特攻服を羽織る。 残るは、 「ゆい、後はお前だけやで」 私。 .