「ちょっと待ってや…!!!」 「……………」 「これは雄大くんが羽織るやつやん!!!」 雄大くんの襟を掴み、ユサユサと体を揺らす。 でも雄大くんは私を見てくれない。 止まっていた涙が、溢れ出す。 「雄大く、」 「白虎連合幹部、橘蓮」 「雄大くん!!!」 「白虎連合副総長、白咲龍」 お願いやから。 お願いやから、その先を言わんといて。 お願いやから。 「白虎連合二代目総長、華風ゆい」 願いは、届かなかった。 .