「落ち着いたけ?」 「…はい」 「ほな雄大、」 「おお」 ズビッ、と鼻水を啜りながら英寿くんから離れる。 声を掛けられた雄大くんは紙袋を持ってきて。 「この中には、新しい特攻服が入っててん」 「そうなんや…」 切なそうな顔をする雄大くんは、紙袋を私に見せつける。 そっか、だからさっき中身を教えてくれへんかったんや。 そりゃそうやんな。 英寿くんが総長を辞めるということは、雄大くんが総長になる。 そして私は副総長。 幹部は誰がなるかわからないけど。 これから、赤の特攻服か。 .