皆の視線を感じる。 龍が心配そうに私を見上げている。 私は今、英寿くんを困らせている。 「…わかりました」 聞こえるか聞こえないか、というぐらいに小さな声。 目線は下。 顔を見てしまっては決心がつけられない。 「今、まで…ご指導ありがとう、ございました」 涙混じりの言葉が、ちゃんと英寿くんに届いたかは分からないけれど。 本当は全然納得していない。 本当は辞めて欲しくない。 けど確かに私は依存をしすぎていた。 「お疲れ様、です」 ならばこれは、けじめ。 .