全員が頭を下げる中、英寿くんはベンツから降りて歩き出す。

その後ろにはニコニコ笑っている雄大くんがいて。






英寿くんを先頭に歩き出した二人は皆に適当に返事し、倉庫の入り口を目指す。

勿論そこで待ち受けているのは私。





目の前で立ち止まった英寿くんに笑いかけ、












「お誕生日、おめでとうございます」










頭を下げた。










「おう、」


「今日は精一杯お祝いするからね」


「楽しみにしてる」







英寿くんの隣に移動して、倉庫の中に入る。

そして中に置いたあるソファーに腰掛けてもらい、総長様の誕生日祝いが、






始まった。








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