「ゆい、あたし来て大丈夫なん…?」


「何言ってんの、今更やん」


「でも和泉さんの誕生日に、」


「大丈夫、英寿くんも喜んでくれるって」






紫織の手をしっかり握り、笑顔を向ける。

すると紫織も微笑んで。






「紫織、うちから離れんといてな」


「う、うん」







様々な族が集まるので、一般人の紫織が一人でいるのは危ない。

一応蓮もいるけど、私の隣にいるのが一番安全だと思うし。



アホな輩もおるしな。








「ゆいさん、準備が整いました」


「ほな皆並んで」


「「「「「はいっ!!!」」」」」






私の言葉に隊員達や族達が倉庫前に並ぶ。


そして、















「「「「「総長!!!おめでとうございます!!!」」」」」








「ああ、」










主役が登場した。







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